前回、主に持ち家の方に地震保険が大事だとお伝えしましたが、賃貸で住んでいる方に注目して欲しいのが家財保険ですね。(賃貸では建物を所有していませんので建物への補償は必要ないため)

家財保険とは、家財や持ち物に対しての補償があるということですが、大きくわけて2つのパターンがあります。
1)火災や台風などによって建物の破壊とともに家財が損失、損壊した場合に、補償される保険です。⇒火災保険によって家財が補償される場合もありますが、火災保険の対象が建物のみの場合、家財は補償されませんので家財保険に入る必要があります。
水漏れによって大事な洋服が全部だめになってしまったなどということありますね。
また、実際に損害を受けた場合に、地震保険で補償されるのは、実際の損害額ぜんぶではなくこちらのように決められています
2)子供が偶然にも家財を壊してしまうなど偶発の事故、空き巣などの盗難被害などに対しても補償されます。空き巣、ピッキングの被害にあって預貯金証書やキャッシュカード(デビットカード機能を持つカードを含む)が盗まれて被害にあうなどについて条件や限度額はありますが200万円または家財の保険金額のいずれか低い額まで保障があります

フリップ 家財保険の注意点
①地震保険は補償されない。 ②30万円を超える高額品には内容申告必要あり。 ③上限金額は100万まで。 ④補償額は新品で計算する。
注意:地震被害に関しては家財保険だけではだめです。地震保険にも加入してないと補償されません。
注意:①30万円をこえる高額品の場合は申告必要あり:貴重品等の高額な家財については契約時に種類と金額を具体的に明記しておく必要があります。特に美術品や彫刻品、結婚指輪などの貴金属などで価額が30万円以上の場合は内容と金額を契約時に申告、保険証券に明記しておかなくてはいけません。基本的には②上限金額は100万円までです。それ以上必要とする場合は新たな保険商品や特約の追加が必要です。
結婚指輪が盗まれてなくしてっていっても言い訳にとられて夫婦の絆が大変なことになる可能性もありますから、大事なものには家財保険が必要ですね。
③補償額は新品で計算する。
家財を購入した時と同じ状態へ戻すのに修理できる場合は修理費用が補償されます。修理不可能な場合は、現在購入したときと同じ金額、新品購入費を基準に補償されます。以前の保険商品では時価、中古の値段で補償されていたものが多いので、これから加入する方は新品の価格で補償されるのか確認してから入るといいでしょう。
 
まとめ:家財保険は特に賃貸の方におすすめ!