モーニングCROSS 8月24日(木)ラインナップ
コメンテーター 田中康夫さん 宇佐美典也さん 柏木理佳

トップニュース
ー秋の臨時国会補正予算案を検討
ー金正恩氏、ミサイル弾頭と固体燃料エンジン増産を指示

~ティラーソン「前向きなことおこるかも」

―本当に経済制裁するなら海外にいる北朝鮮労働者からの1兆円規模の海外送金をシャットダウンすべき。長期的にみるとそれが、ミサイル開発の資金に使われる。同時に対話も必要。核は保有するが、実験はしないなど条件を明確化、お互い譲歩してほしい。

朝駆けヘッドライン

トランプ大統領 “白人至上主義”衝突事件で批判に反論

築地 女将さん会が質問状 都議会港湾委員会

漁業関係者、卸、仲卸業者がどんどん減少している。補助金などを給付して欲しい。キャッシュがないとこれからもどんどん倒産するところが増える。築地と豊洲、2箇所存在しても取扱量も減少しているのにコストだけかかることになる
フラッシュニュース

・東村山市 赤ちゃん生き埋め 母親逮捕

・秋の臨時国会 補正予算案を検討

―民進党のほうが政策案がでている。自民党はまた負けるのではないか。

WEBニュース①

1位 大阪府吹田市などで大規模停電 一時4万8000

―スーパーの食品も腐ったり経済損失もすごい。熱中症になった人もいるだろう。損害賠償はでるのだろうか。

WEBニュース② ※男性が注目したニュース

国家公務員の「現役出向」増加中。「天下り」規制の抜け道に

―公務員はリストラにあわないという前提をやめて、業績、実力、評価性にすべき。転職をベースにキャリア形成をする

国家公務員の現役出向増加
―公務員には優秀な方もいて夜遅くまで働いて頑張っている方もいますが、自分たちはリストラにあわないからという気持ちがベースにあり、私は頭にくる。仕事内容を細分化してキャリア分析を行い転職しやすくすることも必要。業績を透明化して公表、雇用の流動化を促すべき

ホンダジェットが世界首位に。「たとえるなら空飛ぶスポーツカー」

―富裕層を相手にしたビジネスだが、もっと世界に普及して欲しい。

きょうの8ビットニュース 「私たちの声は届いた~刑法性犯罪の改正法案が成立」
―日本の刑罰はまだ欧米に比べ軽い。10年以上にするなど厳しくして欲しい。

オピニオンCROSS
元社会教諭に「数学教えて」 教員不足、九州の教委必死
http://www.asahi.com/articles/ASK656SBWK65TIPE02S.html

8月24木曜日 オピニオンクロス 柏木理佳
先生の働き方改革 残業の上限の制限がないので、先生の働き方改革が最も遅れている。
教員の人数を2倍に!(4.5兆円が必要)
部活動は外部のスポーツ塾に委託
STEM教育の早期実施(少人数)

わかりやすくするために米国のカリフォルニア州の公立小学校と比較してみます。
日米の公立小学校の比較Ⅰ フリップ2

米国カリフォルニア州 日本
教科書 基本的に使わない 文科省指定、毎回使う
時間割・科目 当日、担任が決める 年間通して決まっている
成績評価レベルをランキング化
APIAcademic Performance Index)点数化、ランキング化予算の反映にされる ほぼ平均的な文言で各学校のHPに掲載
先生の評価 親・子供からの評価制度 なし
1クラスあたりの人数
(2倍にすると4.5兆円)
20人まで(4年生から30人まで) 東京都:35人まで(2年生から40人まで)
数人特別クラス ギフテッド(天才)クラス・英語強化、能力強化クラス なし
オンライン授業 あり(病気、不登校児用) なし
職員室 なし (教室に机) あり
休み時間 担任と親(当番) 生徒だけ
親の送迎 正社員の親が1430にお迎え なし
いじめ等の対応 町内会長と校長の責任 教育委員会の責任
児童生徒の人種地域を公表 アジア系、ヒスパニック系等の各地域の人数明記、HPには100以上の言語に翻訳 なし
部活動・学童 外部の音楽・スポーツ塾が週に1回(希望者は有料) 全教員が配置・福祉委員会が管理

外務省 http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/world_school/03n_america/info30124.html
カリフォルニア州 department of education http://www.cde.ca.gov

―教科書:使わない学校が多い。時間割も当日、先生が決める。これはプロジェクトベース、1年に1ヶ月サイエンスプロジェクトを毎日授業に取り入れたりするため。
―先生が気を抜くと児童の成績が下がると思いがちだが、APIカリフォルニア州の統一テスト1000点満点でランキングされる。最低が250点、最高が950点→州の助成金の予算の反映
―親が子供が先生への評価表も提出するので、先生もランキング化。
―でも先生はプレッシャーではない。それは、少人数制。カリフォルニア州では1クラスあたりの人数は20人までと決められている。他の州でも多いクラスにはアシスタントがつく。
<1学級の人数 国際比較>
―世界平均は20人、世界は少人数化へ、日本だけが逆行している。
―そもそも米国は移民国家で英語力、思想も違うため、少人数制度があっていた。
―双方向授業、知識を集団に教える日本とは違う
―オンライン

―無償化(幼児教育1兆円、大学3兆円)私立高校、各種専門学校、その他も含めれば10兆円という試算。これを教員の人数を2倍にすると4.5兆円ですむという計算になる。小中公立教員の給料は4.5兆円(国が3分の1)

―もともと米国は移民が多く、英語力、考え方に大きな差がある。数人ごとのグループで天才児教育や英語教育など違うことをすることも。
―職員室がなく、教室に机。でも先生はそんなに大変でない理由は、親も交代で休み時間はいる。親が毎日車で迎えに行くから先生と毎日子供に対しての会話がありコミュニケーションがとれる。
―いじめの対応は教育委員会ではなく住民代表が対応。PTA親の負担が少ない代わりに頻繁に住民が学校に来て、運営やボランティアなどに関わっている。
HPでは100言語に翻訳、英語ができない親でも学校の情報は理解できる。
1430以降、先生は自由に帰宅できる。部活動は外部のスポーツ塾などがきて有料で指導。

STEM教育の説明
―オバマ前大統領が、米国は算数のレベルが低いことに危機感を持ちIT,AI化される将来のために全米に浸透させる(STEM教育をうけた教員、人材不足で半分の州が普及)
―欧州、シンガポールでも普及。日本は遅れている
―親も一緒に宿題に参加、レベルが難しいので、一緒に調べなければならない。塾に送迎するだけの日本の親とは違う。

STEMの作品写真の説明
―ペットボトルで人間の心臓(ポンプを押すと心臓の中の血が動く)(理科)
―帽子の上に風車(環境問題で注目の風車です)(理科)
―空き缶でボールペンロボット(スイッチを動かすと、これが動いてボールペンロボットが字を書く)(科学)