女性自身
6月28日発行(7月12日号)
家庭用蓄電池は停電パニックの救世主になれる?
原発事故の影響を受け家庭用蓄電池の販売を開始したヤマダ電機「E-STOCKER」は
(EP-1000とEP-2500の二種類。1回の充電で、容量500lの省エネタイプの冷蔵庫(消費電力200l)を
5時間使用できる。しかしEP-1000は80万円、EP-2500は180万円もする。家庭用に一般に利用するには
高すぎる。生活経済ジャーナリストの柏木理佳さんは
「たとえば、冷蔵庫が5時間冷却できるといっても、冷蔵庫を冷やすのに1時間当たりにかかる電気代は
1円程度といわれています。5時間使えても、電気代の面から見ると5円の得にしかならないので、コストを
回収することは不可能でしょう」
「今回の震災では、携帯電話やパソコンなど、情報ツールの大切さが浮き彫りになりました。ですから私なら
いざというときに、そういったものの充電に使うのがいいと思います」
蓄電池はあくまで停電など万が一のときのための備え、節電には効果的とはいえないよう。