Bayfm POWER BAY MORNING
2013年9月3日
《7時30分頃使用》   【7時のデリナビ】
※出演:生活経済ジャーナリスト 柏木理佳(かしわぎ・りか)さん
斉藤  「7時のデリナビ」。きょうは・・・「マネーのデリナビ」。来年4月に消費税が上がるのか
変わらないのか、議論が続いていますが…これと密接にかかわってくるのが高齢化で
どんどん増えている社会保障費の財源をどうするかという問題。老後どうしよう…と
ますます不安になっている方も多いと思います。そんな老後のマネープランのヒントを
伝授!生活経済ジャーナリスト…柏木理佳(かしわぎ・りか)さんにいろいろとお話を
伺います。もしもし~!おはようございます。よろしくお願いします!
Q: 早速ですが、老後のお金…といえば、やはりまずは「年金」が思い浮かびます。が、
   現役の間にそれほど準備せずとも、なんとか年金だけでやっていけるだろう…というのは
   やっぱり甘い!?
・今の年収―年収=不足分。
・不足分はアルバイト?収入源がある?⇒ない場合は、貯金からくずすしかない
・年金がどこまであてになるか・・減額されているため、自分でも安心できるための貯金が必要
Q:よく、「年金生活に入る前に老後の資金は3000万円は必要」と聞きます。「8000万円必要」なんて
説もありますが…独身、既婚、子供の有無などいろいろなケースはあれど、考え方として
「いくら必要か」…というのは、どういうふうに計算すればいいんでしょうか?
・現在、毎月の支出と収入を考える
・定年後、どこに住むのかをなるべく早めにイメージする。地方、都市部では月の生活費が10万近く違う
・持家の方は、ローンが完全に終わるのはいつか、その時期の家の時価はどれくらいか予想
・持家=担保として老人ホームなどの施設入会金などのお金を借りるリバースモーゲージに利用可能
・独身女性は特に注意。S41年4月2日(現在47歳前後)以降は支給が65歳から⇒定年60歳から65歳までの貯金必要
・会社員が対象の厚生年金では、平均で毎月11万から13万しかもらえない。44歳、月収35万、40年勤務の場合でも毎月15万円。
・毎月20万円生活費がかかる人が年金10万円の場合、差し引いた10万円が必要
・定年後から80歳まで生きると仮定して20年近くを生活費=年金プラス貯金でまかなう。最低でも2千万以上が必要という計算に
Q:ただただ少しずつ貯金しても、なかなか貯まらないのが現実。老後に向けてのお金…
と言う意味で、上手な貯め方、お金のキープの仕方について、アドバイスをお願いします!
・年金用積み立て保険、子どもがいれば学資保険で利率の高く、自動的に毎月1-3万ひかれる保険等

Q:今後は、男女ともに独身で老後を迎える人も増えそうです。独身の方々が特に注意すべきことは?
・税金の負担が既婚者より高いため、より賢く計算しなければ損する
・現在、厚生年金もらっている人(月収36万、40年間勤務、妻が専業主婦)の平均金額は月に23万円、独身者の場合は16万円ほどと5万円も差がある。
・国民年金は月に6万5千円ほど。
Q:ちなみに…消費税ばかりがフィーチャーされていますが、今後数年の間に、消費税のほかに
負担が増える予定のものって結構ありますよね!?
・上場株式の配当、譲渡益が20%から10%へ
・スズキ会長は反対していますが軽自動車の増税が検討
・相続税の対象者が増える
Q:最後に、改めて、老後に向けてのお金の面での心構え、今すぐにやっておくべきこと、
  チェックすべきことを教えて下さい!
・老後の生活パターン(収入・支出の生活費レベル)を早めに決める
・これから家を買いたい人は金利が高くなる可能性が。固定ローンで購入したほうが得なケースもあり
・消費税が上がる可能性が高いためこれまで通りの消費でも、支出が増える、必要なもの、資産の整理。