by FM POWER BAY MORNING TRENDER
2018年1月16日6:45~
税制改革の特徴
Q: まずバブル期以来の株価の値上がり、景気は上向きと言いながら実感できない方も多いと思います。これはなぜなんでしょうか?
★それは、多くの人の給料が上がっていると感じていなから。厚生労働省の賃金構造基本統計調査の中小企業をみると、40代は減少、20代、30代は0.5前後、微増。ですが、分野別にサービス業全体の分野でみると、減っている。(平成28年)。
★賃上げ動向調査では6割以上の企業が賃上げしていると回答しているが、増えたとしても多くは大企業。中小企業ではほんの気持ちというのが実感。
★それに、少しずつ物価が上がっている。だから高いと感じて買い物しない、消費が伸びない。毎月の家計の出費も2人以上の世帯で10年前より1万円減って毎月約29万円の支出だったが約28万円と減少。節約している。
★株価上昇は政府の介入によるもので実体経済に反映されていない。



Q: そんな中、2018年度税制改正がおこなわれます。そのポイントを簡単にまとめていただけますか?
★特徴としては大きく分けて2つある。
★1つめは「働き方改革」に関すること、2つめは「格差の広がるのを防ぐため」のもの。
★1つめの働き方改革は、配偶者控除の見直しがされ、パート主婦がもっと多く働けるようになる。103万円の壁が150万円まで働いても、同じ税金の38万円控除が受けられる。ちなみに130万円から健康保険+年金を払わなければならなくなるので、保険を夫のものを使い、年金を貯めたくない人は130万円まで働く人も増えるだろう。
★2つめの格差が拡大させない方法として、ひとり親へ毎月4万円余りが支給される児童扶養手当は、年収130万円以下の人が対象だったのが160万円までになるので、30万円ほど多く働いても同じ金額の手当がもらえるようになる。さらに、20201月から年収850万円の高所得者から所得税を多く徴収するなど格差を是正する政策が多い。
Q: ~そこで、今回の税制改革で得する人、損する人は?
★4月から現状の教育訓練給付金制度に大学への社会人入学も対象と加わる。現状では学校に受講者が支払った金額の4割が戻ってくるが、これが5割になり、資格に合格した人は現在は6割なのが7割戻るようになる。上限額は年間40万円、合格すれば56万円と結構な金額で、3年間で最大168万円が支給されるから、チャレンジする価値ある。
★4月から医者、看護婦、介護士の人件費に当たる診療報酬が若干プラスになるため報酬が上がるかも。

★事業承継税制と言って、二代目経営者が親の会社を引き継いだ場合の相続税が現在80%ですが、100%も免除されるので、どうせ親の会社を継ぐなら今年4月からがいい。
Q: では逆に「損する可能性が高い人」とは?
4月から介護を受ける人やその家族にとっては、自己負担が増える。また40歳以上が支払う介護保険料の負担も増える。(介護士などヘルパー側の給料は上がるが、払う側の負担は増える)
来年2020年から高齢者で自営業や不動産所得がある年金以外の所得が1千万円以上の場合、所得税が10万円多く払わなければならなくなる。こちらも格差の是正のため。
年収850万円以上の人も来年2020年から所得税が増え、負担が増える。
Q: 最近、天候の影響で野菜が高くなっているのが気になりますが今年値上がりしそうなもの、値下げしそうなものというといかがですか?
1月電気値上がり、ガス値下がり●対策:暖房として両方使えるならガスに
さんまの缶詰など(今後は缶詰にも影響)
2月から飛行機原油価格にともないサーチャージ値上げ 欧米行き1.5倍に。(早めに旅行に出かけるなど工夫して)
6月から引越当日キャンセル料が2割から5割になる。引越し業者に料金を一括で比較するサイトがあり、そのままキャンセルをするのを忘れることがよくあるので、注意。できれば5月までに引越をすませたほうがいい。
値下がりは?
1)一部の生命保険、自動車保険(事故減少などにより基準改定により)
2)安い家具・生活雑貨を販売している無印良品などが値下げ
3)携帯電話―楽天の参入など
4)PB(プライベートブランド)商品のあるコンビニ、スーパーでの日用品の値下げ
何の値段が上がるのかを調べて早めに買いだめしたり、工夫して対策をとってください。