2021年10月27日水曜日
J WAVE JAM THE PLANET 日立物流
「郵便局に無人のコンビニが出店した」
※日本郵政グループとファミリーマートが、全国の郵便局内に無人のコンビニエンスストアを設置。第1弾が、
今月、埼玉県川越市の郵便局に出店。2024年度までの3年間で1000店舗の拡大を目指す。
※いったいファミリーマートと日本郵政グループ、双方にどんな思惑が?
「ファミリーマート側」
★通常、出店するには規制があり、建設費、あるいは敷金礼金もかかりますが、これらを削減できる。
★特に、過疎地では、既存の郵便局の場所を使えると、買い物難民を救うことも。
★無人ですので人手不足の解消も。アルバイト代の時給計算の手間も省ける。
「郵便局側」
★現在の郵便局の経営状態なのですが、今は手紙を出す人も減り、集配では郵便局の8割が赤字、窓口業務でも4割が赤字。この赤字を子会社のゆうちょ銀行とかんぽ生命が負担しているが、かんぽ生命の不祥事で利用者が減少。
★利益が出ていないので、ファミマ店内のゆうちょのATMも来年から手数料110円をとるようになる。
こういった状況が背景にあり、郵便局としてはコンビニのように老若男女、様々な人が頻繁に来るという集客が必要。ついでにハガキや切手を購入したり、振り込み、それに口座開設などにもつながるのではないか・・狙いがある。
また、★今回川越市にオープンした無人コンビニでは無人決済システム導入に携わった「サインポスト」の会社が注目され、株価がストップ高になりました。このシステムではお客さんが商品を手に取ったのに、なぜ買わなかったのかという行動も解析でき、ビッグデータとしても期待されている。
★古い体質の郵便局という印象ですが、すでにローソンなどと共同でドローン、配送ロボットなどの実験も進んでいて、今後の郵便局の発展も注目。