女性自身(光文社)
1月17日24日合併号
家計を直撃!2017値上げカレンダー
トランプ次期大統領の中国への政策は厳しく、人民元の為替レートを引き上げることや、安い中国製品の半ダンピング制度を取り入れることなどを口にしている。
大統領就任後、数ヶ月かけて、中国製品は高くなるかもしれません。中国産の冷凍食品や衣類の価格に大きく反映される可能性がある。
昨年冬にOPEC石油輸出機構が原油を減産する方針を示し、原油価格が高騰。その1週間後にはガソリンが1リットル120円から130円ほどに上がりました。今後も140円前後まで上がる傾向にあり、大きなテロなどがあれば、160円くらいまで引き上げられることも考えられる。
2月
プレミアムフライデー導入
2月の最終金曜から実施されるプレミアムフライデー。これを利用して旅行を楽しむ人も増えるだろう。
原油高などのコスト高で、これまで6千円~7千円だった日帰りツアーが、1万円くらいに値上がりする可能性もある。
3月
学費が値上がり!
2016年の出産は、1899年の統計開始以来、はじめて、年間の出生数が100万人を切る見通し。少子化により、子ども関連のお金は高くなる傾向にある。東京都内でも、保育園の保育料の値上げが始まっている。
私立の学校も生き残りに必死。東京都が私立中学校181校を調査したところ、2017年度の初年度納付金(入学金含む)を値下げする学校は1校のみなのに対し、値上げをするのは36校にのぼる
4月
ガス自由化がスタート!
2016年の電力自由化に続き、ガスも自由化される。原油高で光熱費が上がることが考えられるので、ガス会社乗り換えを検討すべき。これからプランなどが各社から出ると考えられるが『家族が多い』『日中に使用している)』などの家庭が安くなる可能性がある
住宅ローンの金利がアップ!
マイナス金利の影響で、住宅ローンの金利は史上最安値。しかし、新規の住宅購入や借り換えなどは予想よりも少なく、若干ですが金利は上がっていく。年度始めの4月など節目に、各社上げてくる可能性も。とはいえ、まだまだ低金利は続くので、住宅購入を考えている人はチャンス。借り換えがまだの人は早めに検討を。
5月
生保保険料が値上げ!
「マイナス金利政策が続き、4月にも生命保険の予定利率が下がる見込みで、これに応じて5月くらいからは保険料が上がる可能性がある。
納豆や豆腐が値上げ!
原油高の影響で食料品が5月頃から10月くらいにかけて、ゆるやかに上昇していくと予測される。食料品全般で7月までに1.5㌫、穀物に関しては3㌫ほど値上がりする。原材料の大豆が高くなることから、納豆や豆腐の値上げもありえる。また、原油高でプラスチックなど化学製品の価格が上昇する可能性も。食品用ラップが値上がりしたり、100円ショップの店頭の商品量が少なくなったり、小型化されたりする可能性もある。
9月
鶏肉の価格が高騰!
とうもろこしや大豆粕の価格上昇と円安により、今年1~3月期の配合飼料価格は前期に比べ値上げとなる見通し。値上がりした配合飼料で育てられた鶏が出荷されるのが9月くらいとなると見ている。