2007年の世界経済の予測
 氷点下10度の北京の冬に比べれば、日本の冬はまだ暖かい気がします。それでもせわしい年末の足音が聞こえてきましたね。
 年末になると来年の景気を予測する声があちこちからささやかれてきますが、あまり明るいニュースはでてこないようです。
 中国国家統計局が11月22日に発表した工業経済効率総合指数でみると前年同月比より17ポイントのびた187ポイントでした。
 業界別の利益総額では、このところの原油高にともない石油・天然ガス採掘業が前年の同期に比べて30%アップしています。
 交通輸送設備製造業は約50%、電力業は38%、電子通信業は29%、石炭業が17.6%、鉄鋼業が13%などと続いています。
 消費者物価指数も安定していることから投資過熱は冷めてはいないものの、さらなるマクロコントロールの強化はないものとうかがえます。
 また、自動車や高級品などにおいての個人の消費関連においても富裕層が増加していることから、順調なようです。
 こういった中国経済は、いっけん、安定感を見せているかのようにみえますが、第11 次5カ年計画の初年度は毎回政策によって経済は順調に推移します。2006 年の中国経済も都市部と地方の格差をちじめたい地方政府の公的投資が拡大しました。そう考えるとGDPも来年は今年よりは若干低迷することが見込まれます。
 また、来年は日本経済と同様にアメリカ経済の低迷による悪影響は避けられないでしょう。アメリカの経済が低迷すると日本ほどではありませんが、ヨーロッパにおいても多少の悪影響はあります。
 しかし、一方で来年の台湾の経済は順調だと見込まれています。台湾からの中国への投資はいまだ過熱しています。またベトナム経済も成長しています。
 アメリカ経済が低迷するなど来年は世界のマネーの動きが変わるかもしれません。

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