30代の男性(鈴木幹夫さん・仮名)に「会社で仕事していてもチャートから目が話せないよ」と相談されました。
 マネー雑誌で●●企業が急騰したという記事をみて、自分も儲かると思って株式投資を始めたそうです。
 ところが彼は500万円の損を出してしまいました。
 教訓 その1)ディトレーダーはギャンブル好きがはまりやすい
 「パチンコ辞めて株式投資始めたんだよ。偉いでしょ」
 そう自慢げに話していたのに、最近は、株にはまりすぎて仕事が手につかないそうです。そりゃそうでしょ。会社でもパソコンで仕事しているふりしてチャート見てるんだから。多いときで一日3回も売買をするとのこと。
 「だって、前買ってた●●企業をあと1日持ってたら2倍になってたんだよ」
 2時間も彼の残念無念などうでもいい不成功株式投資ストーリーにつき合わされました。
 教訓 その2)ディトレーダーの7割が損している!
 「でも、ディトレーダーの7割が実は損しているって知ってる?」
 一生懸命夢ばかりみている彼に、いい加減嫌気がさした私はとうとう我慢できなくなりひと言。
 彼は驚いた様子で、唖然と口をつぐみました。
 「大型株とか長期投資から勉強しなおしたら?」
 そんな私のアドバイスに彼は聞く耳持ちません。「ギャンブラーの俺は儲かる率が高いのしかお金はかけられないんだよ!」
 教訓 その3)ギャンブラーはギャンブラーでしかない!
 偶然でしょうか。證券会社に勤務している新興企業担当者も会社の帰りに毎日パチンコに通っています。
 まあ、そんな證券会社の人は稀かもしれませんが…。ギャンブル好きは直りません。
 鈴木さんは「損した500万円を何で取り戻そうか」
 パチンコをやめて、競馬で穴狙いをはじめると言い出します。
 何事も少額から勉強してから投資するべし。そして新興企業はプロになってから最後に手をつけること!!
 辞められないのがギャンブラー。きっと私の声も遠くに響くだけでしょう。500万円が1000万円の損に膨れなければいいけど。