「主婦が自分名義で加入している人」が最近増えています。生命保険の世帯加入率は9割もいる日本で、その多くは家族名義として夫が加入、受取人が妻、毎月の掛け金は夫というケースでした。
 ところが、最近は、まるで離婚したときのトラブルを減らすかのように「主婦が自分名義で加入している人」も増えているのです。なんと50代は66%もいます。毎月の掛け金平均1万円以上も払って自分用の貯蓄型の契約コースに加入しています。
 <離婚した場合>
 離婚すると、自分の保障を切り離して継続することはできず、多くの妻は新たに契約し直すしかないのです。
 <夫が死亡した場合>
 仮に夫が60歳で突然の事故などで死亡したとき、(1)その時点で保険契約自体が消滅してしまうコースと、(2)これまで夫が払っていた保険料を妻が支払い続ければ、その契約を継続できるケースもありますが、そのとき妻の健康状態がよくなければ困難になるかもしれません。
 <被契約者は6割の保障>
 確かに夫婦が個別に契約するよりも割安ですが、従たる被保険者になる妻と子は保障額の6~7割までの保障額しか設定できない商品が多いという点は、注意です。
 それでも子どもが多い家族にはお得!!
 家族契約は、年収や家族構成によりどれくらい割安かは個人差があります。でも、子どもの多い家庭は4割から6割もお得になります。なかには、保険料が免除されて契約が継続されるものや、最近は、妻や子の給付割合が8割まで拡大した保険会社もでてきました。結婚後、子どもがたくさんできそうな場合は家族型がいいでしょう。
 私が結婚したら、夫から現金をもらって妻を主たる名義として夫を被保険者にしましょ。いつ離婚してもいいように。どうせ保険の管理なんて夫がみるわけないでしょ。