■ブレーカーを落とす。アンペアを変える。
 私はワンルームに住んでいたときから現在の3DK引越しても電気代は変わらず、3000円前後。そのコツは電気を使わないときはブレーカーを落としているからです。使うときだけあげるのです。コンセントだけを抜く人は多くてもブレーカーまで落とす人は少ないようです。
 次に契約しているアンペアの設定を見直すこと。一般的には10Aから60Aまで7段階にわかれていて、ある電力会社の場合、10A=273円ですが、60Aなら1638円もします。 賃貸の場合、前の借り手が設定していたアンペアのままになっていることもあるから、確認をお勧めします。
 一人暮らしなら10Aから15A(273円~409円)で十分。一般の家庭で
も20A(546円)から30A(819円)で対応できます。アンペアは近くの電力会社に電話すれば無料で変更してくます。
■電気・ガス料金
 冬は暖房のために電気代やガス代が上がりがちですが、ガス料金は間違った認識さえしなければ簡単に見直せます。間違った認識のため、違う節約方法をしてしまい、かえって逆効果だったということもあります。
 突然ですがチェックしてみて下さい。
 Q : 電気ストーブと石油、ガスストーブではどちらが安い?
東京電力のHPによると、10畳で1時間当たりの必要暖房熱量で必要な電気代は、電気ストーブは69円でもっとも高く、ガスストーブは30円、石油ストーブは28円です。これに対しエアコンは12円、電気ストーブの6分の1ですみます。よって節約に向く暖房は①エアコン②石油ストーブ③ガスストーブ④電気ストーブの順となります。
 ストーブや石油ファンヒーターなどを使う場所も、冷たい外気にさらされている窓から遠ざけている人が多いですが、逆に窓側を背にして置くと風流れが暖まりやすくなります。さらに加湿器をつけて湿度を上げれば体感温度があがります。
 また電気カーペット(2畳)とコタツでは、一時間(中)で設定した場合、コタツが2.3円で電気カーペットはその倍の4.8円かかります。コタツ敷布団の下には100円ショップで購入したアルミシートを敷くと熱が逃げません。
■炊事
 鍋の底の水滴がついていると、2%余計にガス代がかかります。そしてコンロの火が逃げないように鍋の底は広いほうが節約できます。圧力鍋は短時間で煮ることができるので、時間とガス代の節約になります。また2,3のコンロを同時に使う方も多いですが、一つのコンロを使い続けたほうが余熱も使えます。
 冷蔵庫には詰め込まないほうがいいが、冷凍庫では隙間をなくしたほうが冷凍効果があがります。また冷蔵庫は壁から離して置くほうが熱が壁に伝わりにくく効果的です。
 冬のガス代といえばシャワーよりお風呂に入浴する人が増えます。ところが、15分までならシャワーのほうがお風呂より安い。40℃前後のお湯で入浴すると一回につき67円のガス代がかかります。これは毎日入れば月2010円ほどもかかります。
 ガス代のたいはんが入浴にかかるため、お風呂の回数を減らして10分以内のシャワーの日も必要ですね。追い炊きは効果的な節約ではありません。お湯の温度を1度上げるには約4円掛かり、前夜のお湯を追い炊きすると80円かかります。
■水道代
 普段使っている水道代の7割が節約できます。流しっぱなしにしていたのを改善するだけでいいのです。歯を磨くときは30秒間で6L使います。これを洗面器にためると10分の1ですむのです。一日2回で毎月660円の節約になります。
 顔洗では1分間に12Lの水が流れています。それが、洗面器にためるだけで2L程度しか使いません。食器を5分間洗い続けると60Lにもなり、つけおきするしてためてから洗うと10分の1ですみます。水道局では「節水コマ」という旧式の蛇口なら中にはめこむだけで水の量を細く節約するものを、無料で提供しています。
■109円で泊まれるホテルも。宅配・交通など。
 A4サイズの書類はヤマト運輸のクロネコメール便は全国に80円で送れるので、郵便局の120円より40円も格安です。
 日本郵政の60円のミニレターは折りたたみ式の封筒になっています。
 ネットを使って当日に予約すると109円で泊まれる場合もある「トク市」。また旅行パッケージを格安でみられるとラベル子ちゃんなどがあります。
 ネットではネットスーパーを使うと時間の節約にもなります。5000円以上の買い物なら配達料金が無料になるスーパーもあります。PB(プライベートブランド)の食料品のチェックも忘れずに。