SPA お金を試算した 年収500万円の新限界値
2016年6月7日発売(6月14日号)
【保険】
がん特約も地震保険も入れるが、積立て型の終身保険に回せる保険料は月に1万円が限界!
限界値 死亡保障額は300万円
 年収500万円男の家計簿では1万〜3万円未満に多く集中している。
「入ることのできる生命保険の限界は月1万円の商品」。
「生命保険の前に、生活を担保するために入っておきたいのが、医療保険。40歳なら、癌特約や先進医療特約も5000円分はつけたい。
「次に、忘れてならないのが火災保険。熊本大地震のようなこともあるため地震保険も付帯している商品に入りたい。損保ジャパン『THEすまいの保険』の場合、埼玉の木造一戸建て(100㎡)で建物2180万円と家財1000万円の火災保障、その50%の保障の地震保険、水災や風災の特約を全部付けても月額換算5000円以下になる。ほかに学資保険も考えると、生命保険にかけられるのは月に1万円程度となる」
 この金額を積み立て型の終身保険で考えると、いくらの死亡保障がつくのか。
「保険料の安さで人気のオリックス生命『終身保険RISE』で考えた場合、加入できるのは死亡保障額300万円のプラン(月額9080円)。掛け捨て型にすれば、死亡保障額は1000万円以上のものに入れるが、老後のことなども考えると、積み立て型のこのプランが無難。これなら40~60歳まで払い続ければ、60歳時点で231万円が戻る計算になる」
 
終身保険
定年の60歳払込満了だと、40代以降の加入では月々の支払いも高額。死亡保障額500万円のプランでも厳しく、死亡保障300万円が限界
医療保険
非貯蓄型で入院給付金5000円のプランにしておけば、特約を付けて商品によってはフルオプションに近い状態にすることも可能
地震保険
火災保険の50%保障だが、月の付帯額は2000円近く高額。これとは別に独立型の地震保険に入るには、年収500万円男には大きな負担
学資保険
現在40歳の場合、月1万円の範囲で払えるのは6歳以下の子供1人分。それでも18歳までの受取金額100万円と低額プランがやっと