J-WAVE TOKYO MORNING RADIO
http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.htm
気になるニュースにフォーカス!「KONICA MINOLTA MORNING VISION」
今日から、子ども手当ての支給がスタートします。
中学までの子ども1人あたりに、月1万3000円が支給されます。
※ 景気効果への薄さや支給対象の条件など、さまざまな問題が指摘されている
中、支給がはじまります・・・少子化は、世界の先進国共通の課題。どのような対策がとられているのでしょうか?今朝は、生活経済ジャーナリストの、柏木理佳(かしわぎ・りか)さんにお話を伺います。
*おはようございます。柏木さんも今、妊娠中だとか(7ヶ月)。まさに直面されている問題だと思いますが・・・
■日本では、少子化対策の一環として今日から子ども手当てが支給されますが、海外では、 どのような対策がとられているんでしょうか? 日本がお手本にできそうな国はある?
① 出産休暇(産休)
<日本:出産前6週間、出産後6週間、給料の休みが法律で決められている・給料の約6割>
・ヨーロッパでも平均14週から16週
・ チェコスロバキアでは28週
・イギリスでは52週(妊娠4ヶ月目から休める)(最初の6 週は週給の90%,その後の33 週は約2万円、または週給の90% のうち低い方)
・
→妊娠を機会に会社を辞める女性が7割もいる国は日本だけ。
②育児休業 <日本:通常1歳まで、特別な場合でも1歳半まで>
・ スウェーデンやオランダなどでは最大8歳まで(有給は約1年半、給料の8割)。
・ フランス、ドイツは最大3歳まで取得できる。(ドイツは両親が同時に取得可能)
・ フランスはパートタイム労働者の取得も浸透。勤務時間が減った場合は、その分の手当てがもらえる(例・5割減少=月5万円、2~4割=月2~4万円)。
・ ドイツ、保育所不足などで退社した場合、給料の75%を支給。
・ フランス、退社した場合、生後6ヶ月まで月7万円を支給。
・ イギリス、半年間が給料の9割、無給が半年間。その後も5歳になるまで1年に1ヶ月ずつ取得できる。
・ ノルウェー、10ヶ月間は100%給料が支給、12ヶ月間なら8割が国から支給。父親は4週間パパクオーターとして取得しなければならない義務あり。
② 児童手当 <日本:3歳まで毎月1万円、3歳から13歳まで5000円、子ども手当ても15歳まで>
・EU諸国で毎月支給される金額は、平均2万円で16歳未満。
・ フランスは20歳まで支給される(総額は日本の2倍)
・ ドイツも18歳まで(学生の場合27歳まで)。
■実は、日本の市区町村でも、努力が見られるようですが・・・・?
⇒国があてにならないので市区町村ががんばっている。
・ 新宿区:出産祝いに図書カード1万円相当
・ 練馬区:第3子出産に20万円
・ 江東区:第2子に商品券2万円
・ 大田区:第3子に5万円
■子ども手当ても含め、今後、日本の少子化対策に期待することは?
また、課題としてはどんなことが挙げられるでしょうか?
・少子化対策として先進諸国はGDP比の2-3%、日本は0.8%のみ。予算拡大すべき
・企業が1~2年間産休、育休を与えることができるよう国の支援が必要。
・待機児童中の家庭には政策として保障すべき。
*ありがとうございました。
「KONICA MINOLTA MORNING VISION」
http://www.j-wave.co.jp/original/tmr/index.htm
気になるニュースにフォーカス!「KONICA MINOLTA MORNING VISION」
今日から、子ども手当ての支給がスタートします。
中学までの子ども1人あたりに、月1万3000円が支給されます。
※ 景気効果への薄さや支給対象の条件など、さまざまな問題が指摘されている
中、支給がはじまります・・・少子化は、世界の先進国共通の課題。どのような対策がとられているのでしょうか?今朝は、生活経済ジャーナリストの、柏木理佳(かしわぎ・りか)さんにお話を伺います。
*おはようございます。柏木さんも今、妊娠中だとか(7ヶ月)。まさに直面されている問題だと思いますが・・・
■日本では、少子化対策の一環として今日から子ども手当てが支給されますが、海外では、 どのような対策がとられているんでしょうか? 日本がお手本にできそうな国はある?
① 出産休暇(産休)
<日本:出産前6週間、出産後6週間、給料の休みが法律で決められている・給料の約6割>
・ヨーロッパでも平均14週から16週
・ チェコスロバキアでは28週
・イギリスでは52週(妊娠4ヶ月目から休める)(最初の6 週は週給の90%,その後の33 週は約2万円、または週給の90% のうち低い方)
・
→妊娠を機会に会社を辞める女性が7割もいる国は日本だけ。
②育児休業 <日本:通常1歳まで、特別な場合でも1歳半まで>
・ スウェーデンやオランダなどでは最大8歳まで(有給は約1年半、給料の8割)。
・ フランス、ドイツは最大3歳まで取得できる。(ドイツは両親が同時に取得可能)
・ フランスはパートタイム労働者の取得も浸透。勤務時間が減った場合は、その分の手当てがもらえる(例・5割減少=月5万円、2~4割=月2~4万円)。
・ ドイツ、保育所不足などで退社した場合、給料の75%を支給。
・ フランス、退社した場合、生後6ヶ月まで月7万円を支給。
・ イギリス、半年間が給料の9割、無給が半年間。その後も5歳になるまで1年に1ヶ月ずつ取得できる。
・ ノルウェー、10ヶ月間は100%給料が支給、12ヶ月間なら8割が国から支給。父親は4週間パパクオーターとして取得しなければならない義務あり。
② 児童手当 <日本:3歳まで毎月1万円、3歳から13歳まで5000円、子ども手当ても15歳まで>
・EU諸国で毎月支給される金額は、平均2万円で16歳未満。
・ フランスは20歳まで支給される(総額は日本の2倍)
・ ドイツも18歳まで(学生の場合27歳まで)。
■実は、日本の市区町村でも、努力が見られるようですが・・・・?
⇒国があてにならないので市区町村ががんばっている。
・ 新宿区:出産祝いに図書カード1万円相当
・ 練馬区:第3子出産に20万円
・ 江東区:第2子に商品券2万円
・ 大田区:第3子に5万円
■子ども手当ても含め、今後、日本の少子化対策に期待することは?
また、課題としてはどんなことが挙げられるでしょうか?
・少子化対策として先進諸国はGDP比の2-3%、日本は0.8%のみ。予算拡大すべき
・企業が1~2年間産休、育休を与えることができるよう国の支援が必要。
・待機児童中の家庭には政策として保障すべき。
*ありがとうございました。
「KONICA MINOLTA MORNING VISION」